動画撮影
4K/60P 10bitのHDMI出力とSDカード記録に対応
Xシリーズ初となる4K/60P 4:2:2 10bitのHDMI出力と4K/60P 4:2:0 10bitのカメラ内SDカード記録に対応。 SDカード記録では汎用性の高い「H.264/MPEG-4 AVC」に加え、高い圧縮効率を誇る「H.265/HEVC」規格も選択可能。 4K/60P 4:2:0 10bit映像を200Mbpsの高ビットレートで収録できます。 動画圧縮方式ではALL-Intra*1とLong GOPが選択可能となり、ALL-Intraでは400Mbps*2で収録します。
映像表現の幅を広げる高感度性能の改善とさらなる低感度化の実現
新たなノイズリダクション処理と新機能「4Kフレーム間NR」の採用により、ISO12800でのノイズを約2段分改善。 2 stops. 新たなノイズリダクション処理では、ノイズ判別精度を向上させることで適切にノイズを低減し、 「4Kフレーム間NR」では、直前のフレームとの差分情報を元にノイズ低減を行います。 さらに、F-Log撮影、DR400設定時の最低感度をISO800からISO640へ引き下げ、映像表現の幅を広げます。
ハイブリッドログガンマ方式での動画撮影機能、「フィルムシミュレーション映像/F-Log同時出力」に対応*3
国際標準規格(ITU-R BT.2100)のひとつであるハイブリッドログガンマ(HLG/Hybrid Log Gamma)方式での動画撮影機能を搭載*4。 明暗差の大きいシーンや、彩度が高い被写体においてリアリティのある高品位な映像を記録できます。 さらに、「フィルムシミュレーション映像/F-Log同時出力」にも対応*5。フィルムシミュレーション映像を外部モニターで確認しながらF-Log収録するなど、用途に応じたワークフローで撮影に臨むことができます。

10bitのビット深度により階調表現はさらに自由に

10bitのビット深度に対応することで、色情報は8bitから64倍に増加。 広いダイナミックレンジ(400%、約12段)と組み合わせて、落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンが特徴なフィルムシミュレーション「ETERNA(エテルナ)」や広いダイナミックレンジガンマカーブ「F-Log(エフログ)」を使用することで、階調豊かな素材を収録できます。
4K映像のHDMI・カメラ内SDカードへの同時出力に対応

4K/60P 4:2:2 10bit HDMIと4K/60P 4:2:0 10bit カメラ内SDカードへの同時出力に対応。 バックアップとしての記録や4K/60P映像をモニタリングしながら4K/60P映像のカメラ内SDカード記録が可能です。 また、センサーの読み出し速度は従来から約1.5倍高速化し、4K/60Pでは約17msecの高速読み出しを実現。 ローリングシャッター歪み現象を低減し、動きのある被写体を違和感なく表現することができます。
映像制作のクオリティーを飛躍させる「MKXシネマレンズ」
映像制作の現場で高い信頼を得ているFUJINONシネマレンズをXマウントでもラインアップ。画面全域での高い解像力と優れた携行性を両立。 ズーミング時の焦点移動やフォーカシング時の画角変動(ブリージング)の抑制や、 フォーカス・ズーム・絞りを正確にマニュアル操作できる3連リングを搭載するなど、シネマレンズならではの快適な機能、操作性を実現しています。
動画記録モード

NOTES
*1 H.265/HEVC選択時、かつ、4K/29.97P、25P、24P、23.98P、FHD/59.94P、50P、29.97P、25P、24P、23.98Pで使用可能です。 H.264選択時は使用できません。
*2 4K/29.97P、25P、24P、23.98Pで使用可能です。
400Mbpsで収録する場合はビデオスピードクラス60以上のSDカードをご使用ください。
*3 ファームウエアバージョン2.00へのアップデートが必要です。
*4 H.265(HEVC)選択時に使用可能です。 HLG方式に対応したテレビやディスプレイでご鑑賞ください。
*5 59.94P/50P、Full HDハイスピード撮影、4Kフレーム間ノイズリダクション、HDMI出力情報表示は使用できません。また、HDMI出力とカメラ内SDカード記録で、異なる画像サイズ(4K、Full HD)を選択することはできません。
*6 DCI4Kは非対応です
*7 コーデック、ビットレートは外部レコーダーによって変わります。
*8 フレームレート以下のシャッタースピードは選択できません。