関康隆
(日本)関康隆氏は、日本を拠点とする写真家で、身近な土地と人間の関係、災害からの回復、死生観などをテーマに作品を発表してきた。2016年の熊本地震をきっかけに故郷へ戻り、喪失と再生、そして人と土地の関係を見つめる長期プロジェクト「あした無にかえる」を制作した。近年はボリビアに移住した親族の歴史を辿り、世代を越えてアイデンティティがどのように再構築されるのかを探っている。写真表現を通じて、変化の中でなお私たちはどこに帰属していくのかを問い続けている。
ConnectDestination
70年前、関康隆氏の親族は日本からボリビアへ移住した。現在、4世に至る中で、言語や習慣、そして帰属意識は、文化が混ざり合う環境の中で変化している。「Destination」は、祖先の地を離れた場所でアイデンティティが
どのように再構築されていくのかを探り、単なる移民史の記録に留まらず、個々の声に耳を傾けながら、帰属の複層的な意味を見つめる試みである。写真表現を通して、記憶と自己、そして文化がどのように形を変えていくのかという普遍的な問いへと結びつける。

From the Judge
