ニューファンドランド（カナダ）の小さな町で生まれたScottは、幼い頃から自然への愛着を持っていた。自分がどれほど写真撮影を楽しんでいるか気付いたのは2003年頃。特に自然の中の被写体、例えば鳥、野生動物、自然の風景などを好んで撮っていることに気付いたのもその頃だった。
2009年に娘が生まれると間もなく、それまで部長職を務めていた自動車販売会社を辞めて、人生で最も好きなことを追求することに決めた。挑戦心がなければこんな転職は決断できなかっただろう。しかし後悔はしていない。むしろ専業写真家に転身できたことを日々光栄に感じている。
Scottは物事の自然な展開を写真に収めるのが好きなので、見る人は彼のスタイルを「報道写真的」と評するかもしれない。しかし、舞台装置や照明機材を工夫して行う撮影も実は好きなのだ。デジタル、35mm判、中判、インスタントフィルムなど、写真媒体の使い分けも楽しんでいる。