Wanderlight:アリシア・クーパーによるカスタム FSレシピ
トラベルフォトグラファー アリシア・クーパーが独自スタイル満載の万能なFSレシピを作成
アリシア・クーパーにとって、トラベルフォトグラファーとしてのキャリアは、世界的なパンデミックによるロックダウンの間に始まりました。
「それは偶然の出来事でした。」と彼女は話します。「私は英国のバースに住んでいました。バースは素敵な街ですが、観光客でとても賑わっています。パンデミックのおかげで、街が閑散とした様子を撮影できるチャンスに恵まれたのです。」
「私は自分の作品をオンラインで投稿し始め、人々に好評を博し、そこから広がっていきました。」と彼女は説明します。「世の中が再び通常に戻り始め、私が旅をしてより多くの写真を共有できるようになると、仕事が入ってくるようになりました。パンデミックを理由にするのは適切ではないかもしれませんが、それにより私は慣れ親しんだ街を別の視点で見ることができるようになったのです。 現在、アリシアは世界中を旅しながら、ホテルや観光局に写真撮影サービスを提供するとともに、自身の旅行ブログ「The Chaos Diaries」のコンテンツ制作も行っています。

スタイルの確立
独学で写真を学んだアリシアは、仕事をするたびに撮影の専門知識を深めていきました。「最初は、他の人が好きそうなものを撮ることに集中していました。旅行先には、定番の撮影スポットが必ずあるのですが、私はその定番の撮影ばかりに夢中になっていることに気づきました」と彼女は認めます。
「しかし旅を重ね、写真を撮り続けるうちに、自分を表現したいという思いが強くなりました。他人の真似ばかりしている自分に気づき、それにはもうワクワクしなくなったのです。」
「そこで独自のスタイルを確立し始めました。特に好む色彩にこだわったのです。今ではノスタルジックで夢のような雰囲気を追求していますが、トラベルクリエイター界隈では、よく見かける光沢のある雑誌風の写真のほど一般的ではありません」と彼女は説明します。
「みんなと同じことに飽き、自分らしさを追求するうちに、自然と自分を鼓舞して違いを生み出すようになりました。」

アリシアは今、新しい表現方法を探す前に、まず場所をじっくりと知ることに努めています。「有名な場所を訪れる時は、その場所の小さな瞬間も含めて、その場所の様々な側面を見せたいと思っています。」
このアプローチは、彼女のゆったりとした旅のスタイルのおかげで成り立っています。「できるだけゆったりとした旅を心がけています」と彼女は語ります。「滞在先では最低でも1ヶ月過ごすことを目標にしています。その場所と本当につながれるからです。」
「観光名所を次々に巡って、すぐに次の場所へ移動するような旅はしません。また、スーツケースでの生活が続くことで疲れがたまったり、時には夜外出もしません。」

旅行写真向けのフィルムシミュレーション
Xシリーズカメラを使って創作活動を行うアリシアは、富士フイルムのフィルムシミュレーションの熱烈な支持者です。「富士フイルムのカメラを手に入れてから、私はいつもフィルムシミュレーションを、特にカスタムFSレシピを使っています。」と彼女は熱く語ります。
「今はFUJIFILM X-T50(X-T50)を使っていて、本当に気に入っています。 最近手に入れたフジノンレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR IIも驚くほどシャープで、コンパクトな組み合わせが完璧なのです。」とアリシアは指摘します。「常に旅をしているので、持ち運べるものがかなり限られています。」
X-T50には富士フイルム独自のフィルムシミュレーションモード全20 種類が搭載されています。追加の画像品質設定を調整することで、ユーザーはこれらの基本シミュレーションを微調整し、非常に個性的なプロファイルを作成できます。
「最初にカスタムFSレシピを見たとき、私はかなり意欲的でした。さまざまな状況に合わせてできるだけ多くのFSレシピを読み込んで、最適なものを選ぶようにしていました」とアリシアは振り返ります。

「しかし、そのうちすべてに対応できる一つのFSレシピが欲しいと思うようになりました。FSレシピにそれを求めるのは難しいことですが、私が作ったものはまさにそれです。どんな状況でも使ってみましたが、いつも素晴らしい結果をもたらしてくれました。」
「他にもいくつかの万能なFSレシピを持っています。旅行分野で活動している身としては、それが重要です。大都市のソウルから火山の登山まで移動するので、どんな状況でも映える選択肢があると便利です。」
一貫した外観と雰囲気あるの作品を制作できることも、もうひとつの利点だと彼女は説明します。「統一感のある見た目や雰囲気を持つ作品群を作り上げる手助けになるのも、もう一つの利点です。自分の写真を見返したときに、スタイルの面ではっきりと自分のものだとわかることが私にとって重要です。それは写真の構図の好みからだけでなく、色味が作品全体で統一されていることからも生まれます。そうすることで強力なポートフォリオが築けるのです。」

Wanderlight: カスタムFSレシピ
富士フイルムはアリシアに、彼女の旅行写真スタイルにぴったりの新しいカスタム FSレシピ を作るよう依頼しました。CLASSIC CHROME をベースに、彼女は 「Wanderlight」 を作成し、韓国のソウルと済州島で試用しました。
「私は色彩においてノスタルジックな雰囲気を持つ写真が好きです。少しフィルム的で映画的な感じが好きなんです。」とアリシアは語ります。「温かみのあるトーンが大好きで、誰かがそれを見て感情を連想できるようなものを作りたかったのです。」
「自分の編集スタイルにしっくりくるものを作ることに重点を置き、夢のような雰囲気を求めていました。」と彼女は付け加えました。
「私にとってCLASSIC CHROMEは、コントラストがしっかり出るので、自分のイメージに合うベースとしてぴったりです。どこかドキュメンタリー風で、まるで昔のフィルムスライドのような雰囲気が気に入っています。」

「そこからは、より柔らかい雰囲気にしたいので、シャープネスとノイズリダクションを控えめにしています。温かみのある色味も好みなので、赤を強めて青を抑え、さらに粒状感を加えました。」
万能なFSレシピ「Wanderlight」は、旅行者が訪れる様々な場所で優れたパフォーマンスを発揮するようデザインされています。
「あらゆる状況で見栄えのするFSレシピを作りたいと思ったのです。」とアリシアは説明します。「このFSレシピが自然環境で映えるところ、特に緑の色合いが美しく出るところが気に入っています。街中でも山間部でも、旅行に出かけるときに持っておくととても頼りになります。ただ私にとっては特に自然の風景に対して力を発揮するものですね。」

その瞬間を捉える
アリシアから、場所の独自の撮り方を見つけようとしているトラベルクリエイターへのアドバイスは、「ただ立ち止まって深呼吸すること」です。
「有名な写真スポットにいると、周りの人たちが写真を撮っているのをよく見かけますが、彼らはある一つのポイントに集中していることが多いんです。」と彼女は説明します。「ちょっと立ち止まってみてください。急ぐ必要はありません。周りをよく見渡して、そこにある場所の写真をたくさん撮らなければ、と思わないでください。もっと時間をかけて観察することです。そうすることで、とても有名な写真スポットでも違った角度を見つけられるんです。」

「多くの写真家が三脚を立てて同じ被写体を狙っている光景をよく目にします。そうした人たちからインスピレーションを受けるのはいいですが、他の写真家がやっているからといって必ずしも真似をする必要はありません。大切なのは、恐れずに振り返って別のものを見る勇気を持つことです。」
Wanderlight
FILM SIMULATION: CLASSIC CHROME
MONOCHROMATIC COLOR: N/A
GRAIN EFFECT: WEAK, SMALL
COLOR CHROME EFFECT: STRONG
COLOR CHROME FX BLUE: STRONG
SMOOTH SKIN EFFECT: OFF
WHITE BALANCE: AUTO, +3 RED, -6 BLUE
DYNAMIC RANGE: AUTO
D RANGE PRIORITY: OFF
TONE CURVE: H -2, S -0.5
COLOR: +4
SHARPNESS: -2
HIGH ISO NR: -3
CLARITY: 0