CLASSIC Neg. FS RECIPE x Naoya Takahashi

CLASSIC Neg. FS RECIPE x Naoya Takahashi

2026.02.03

街で写真を撮るようになったのは2018年頃からでした。それまでも何かの流れで撮る事はあったと思いますが、明確に「今日は街に出て撮ろう」という気持ちで出掛けるようになったのがその頃。

当時から明確な括りはなく、歩いて、見て、ただ惹きつけられた物を撮っています。例えば色彩、陰影、幾何学、偶然性、セレンディピティがそれらにあたりますが、何もドラマチックな瞬間だけが興味深いわけではありません。ファインダーを通す事で見えてくる何気ない生活の美しさや、視点を変える事で生まれるユーモアもまた興味の対象で、言い換えれば「カメラがあったから面白い瞬間に出会えた」という体験が根底にあり、それらが表現できたらと思っています。

今回手にしたX-E5は、ファインダーを覗きながら右手のみでダイヤル操作が可能なレンジファインダースタイルのカメラ。X100VIと同じような親近感と安心感があります。小型軽量であることも重要で、街中を長距離歩きながらチャンスを探すことや、毎日カメラを持ち出す、ということを限りなく後押ししてくれます。

フィルムシミュレーションはCLASSIC Neg.を使用しています。作成したFSレシピのイメージは「サンバースト」。直訳すると強い太陽光線を意味しますが、一方でギターなどの楽器に見られる塗装の技法の一つでもあり、中央が明るい色(暖色系)で、外側に向かって徐々に濃い色に焦げ付いていくように加工されたものが一般的です。

FSレシピでは、全体のイメージをサンバーストに近づけていくために、CLASSIC Neg.からシアンの要素を薄める感覚でホワイトバランスを少し暖色系にシフトさせています。それと同時に、赤や黄色・オレンジの色が映えるような色設計になっているのもポイントの一つです。特に天気の良い日中のシチュエーションでこの特徴をふんだんに発揮出来るかなと感じています。

撮影は、真夏の都心で。体感40℃近い熱気が街全体を包み込んでいました。ジリジリと肌を焦がす日差しや、まとわりつく湿気までも、これらの写真とFSレシピから感じてもらえたら嬉しいです。

FILM SIMULATION : CLASSIC Neg.
MONOCHROMATIC COLOR : N/A
GRAIN EFFECT : OFF
COLOR CHROME EFFECT : WEAK
COLOR CHROME FX BLUE : WEAK
SMOOTH SKIN EFFECT : OFF
WHITE BALANCE : AUTO/ R 2, B -3
DYNAMIC RANGE : DR200
D RANGE PRIORITY : OFF
TONE CURVE : H +0.5, S -1.0
COLOR : +1
SHARPNESS : 0
HIGH ISO NR : 0
CLARITY : 0