PROVIA – 記憶の鮮度
2013年から、私は富士フイルムのフィルムシミュレーションの大ファンです。初めて富士フイルムX-E1を買ってすぐにASTIA、MONOCHROME、PROVIAを見つけました。あれこれ試しながら遊んでいましたが、それだけでも楽しかったです。まるでカメラの中のフィルムを数枚撮るたびに変えられるような感覚でした。何度も変えることができるのです。私にとって、それは大きな革新でした。その頃はすでに写真が本業になっていましたが、富士フイルムのおかげで再び写真を撮る楽しさを感じられました。さらに驚いたのは、撮影している状況が、ほんの数回のクリックで大きく変わることでした。それ以来、富士フイルムが提供してくれたものを見るのがとても楽しみになっています。

PROVIAをダイヤルに設定
新しい富士フイルムのカメラを受け取ると、箱を開けてバッテリーを入れ、電源を入れます。最初に目にするフィルムシミュレーションはPROVIAです。カメラ上では「STD」と表示されていますが、私はシンプルにPROVIAと呼ぶべきだと思います。名前には意味があり、この名前はそれだけで十分な価値があります。過去の富士フイルムの歴史で馴染みのある他のフィルムシミュレーションにすぐ切り替えてしまうことが多いのですが、PROVIAはもっと注目されるべきで、その理由をご説明します。


PROVIA –思い出を色鮮やかに再現するフィルムシミュレーション
私にとって最も大切な写真を撮影するときには、PROVIAを使います。自分の記憶に残したい写真、つまり個人的な作品の話です。PROVIAは美しい色彩やトーンを引き出すだけでなく、写真を撮ったときの感情まで思い出させてくれます。小さなディテールやその場の本物らしさを最も正直に思い出す手がかりにもなります。家族や友人と過ごしているときや、休暇中に撮った写真を見返して、そこにいたときの気持ちをもう一度感じたいのです。あるいは、温かい夕暮れのドライブでお互いに恋に落ちた愛の物語を思い出すために。言うならば、PROVIAは「永遠に覚えていたい瞬間」のためのものです。



日常に溢れるアート
今や、写真は簡単に加工できるようになりました。カメラ内であれ、編集ソフトであれ、写真のシーンの全体的なコンセプトを変えることさえ可能です。ムードや感情、シーンそのものも変わってしまい、その結果、私たちは目の前にある純粋な美しさを見逃してしまうことがあります。今の時代、簡単にそうした変更ができるからこそ、透明性がますます重要だと私は考えます。アートは私たちクリエイターが自分を表現する素晴らしい手段ですが、私たちはつい急いでしまい、目の前にあるものをじっくり見ていないがために、本当のシャッターチャンスを逃してしまうこともあります。次回、もし急いでいなければ、少し立ち止まって、目の前の景色に驚き、そして「PROVIA」を選んでみてください。


普段使いにおすすめ
先ほども書いたように、私は日常のフィルムシミュレーションとしてPROVIAを使っています。学校へ行くときも、仕事のときも、友達と遊ぶときもです。手軽で気楽に使えます。PROVIAのちょっとした調整方法を紹介します。
ぜひお楽しみください!
FILM SIMULATION: PROVIA
GRAIN EFFECT: WEAK – SMALL
COLOR CHROME EFFECT: WEAK
COLOR CHROME FX BLUE: WEAK
WHITE BALANCE: 5800K
DYNAMIC RANGE: DR100%
D RANGE PRIORITY: OFF
TONE CURVE: H +0,5, S +1
COLOR: +2
SHARPNESS: 0
HIGH ISO NR: 0
CLARITY: 0
