「GFX Challenge Grant Program 2025」を開催

2025.06.30

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、「GFX Challenge Grant Program 2025」を開催することをお知らせします。

富士フイルムが主催する「GFX Challenge Grant Program」は、創作意欲あふれるクリエイターの制作活動サポートを目的とした助成金プログラムです。受賞対象となった撮影企画への制作活動サポートとして、「Global Grant Award(大賞)」受賞者5名へ10,000ドル相当の助成金を、「Regional Grant Award(優秀賞)」受賞者10名へ5,000ドル相当の助成金を提供いたします。また、受賞企画の制作に使用する機材として、GFXシステムカメラを無償貸与いたします。

撮影企画案は、静止画、動画を問わず、所定のフォーマットに則った形式にて提出いただきます。皆様からのクリエイティブなアイデアのご応募をお待ちしております。

Award内容

Global Grant Award(大賞)

  • GFXシステムカメラボディ1台とGFレンズ2本の無償貸与(プロジェクト撮影期間中)
  • 富士フイルムスタッフによるテクニカルサポート
  • 10,000ドル相当の助成金

Regional Grant Award(優秀賞)

  • GFXシステムカメラボディ1台とGFレンズ2本の無償貸与(プロジェクト撮影期間中)
  • 富士フイルムスタッフによるテクニカルサポート
  • 5,000ドル相当の助成金

*GFXシステム、その他の富士フイルム製品の購入の有無は、応募や当選に一切関係ありません。
*助成金は、Award授与時点の為替レートを基に日本円で支払われます。

応募期間

2025年6月30日(月) 〜 2025年8月31日(日)

応募資格

  • GFX Challenge Grant Program 2025ページ「応募受付」に記載されている国・地域に居住する方のみが対象です。
  • アマチュア、プロを問わず、応募資格を満たす全ての写真家、ビデオグラファーを対象としています。
  • 富士フイルム株式会社およびその関連会社の従業員は応募できません。

選考基準

本プログラムは、以下の基準で選考を行います(各20%)。

  1. プログラムの目的と撮影プロジェクトの関連性、および応募者の応募基準への適合性
  2. 撮影企画の内容における、GFXシステム使用の妥当性
  3. プロジェクトの創造性と独自性
  4. 実現性・実行性(プロジェクトの実現可能性、全体の予算規模、プロジェクトが概要通りに完了する可能性)
  5. 応募者の経歴、写真・ビデオ撮影の経験と能力

選考プロセス

応募受付、第1次選考、第2次選考、最終選考のプロセスで行います。

1.応募受付

2025年6月30日(月)~8月31日(日)
P撮影企画書を作成し、ページ下部の応募フォームからご応募ください。PDFファイルでのご提出をお願いします。

2.第1次選考

2025年9月1日(月)~9月19日(金)
応募地域ごとの富士フイルム拠点で審査を行い、3つの地域から15作品、計45作品を第2次審査の対象として選考します。

3.第2次選考

2025年9月29日(月)〜10月17日(金)
第1次選考を通過した候補者は、各地域で富士フイルムとのオンライン面接にご参加いただきます。

4.最終選考

2025年10月20日(月)~11月10日(月)
Global Grant Award選考委員会が各候補者を審査し、「Global Grant Award」受賞者5名、「Regional Grant Award」受賞者10件を決定します。

*第1次選考と第2次選考は地域ごとに行われます。
地域:1.北南米、2.欧州・中東・アフリカ、3.アジアパシフィック(南アジア・オセアニア・中国・香港・台湾・日本・韓国)
*最終選考は、富士フイルム本社にて行います。
*第1次選考の企画書は英語での審査となりますが、第2次選考の面接は、日本語で実施致します。
*言語能力は選考基準にはなりません。
*選考結果は各選考の選出者にのみ通知されます。最終選考終了後、Grant Award受賞者の発表を行います。
*2026年5月31日(日)までに撮影プロジェクトを完了し、完成した作品を富士フイルムに提出いただくことを予定しています。

選考委員

ブレンダン・エムサー

シニアエディター(Aperture)

ブレンダン・エムサーはApertureのシニアエディターで、デビッド・アレクホギー、アリエル・ボブ=ウィリス、クロエ・デュー・マシューズ、イーサン・ジェームズ・グリーン、ディアナ・ローソン、フィリップ・モンゴメリー、ミン・スミス、ウェンディ・レッド・スターのAperture書籍の編集を担当。また、エチオピアのアディスアベバで開催された Addis Foto Fest、エストニアのタリンで開催された Foto Tallinn、Sony World Photography Awards、香港で開催された WMA Masters の審査員や、展覧会「Tyler Mitchell: Wish This Was Real」の共同キュレーターも務めた。以前はニューヨークの The Walther Collection で展覧会ディレクターを務め、『Apartamento』、『n+1』、『The New York Times』 などで記事も執筆。

アマンダ・マドックス

キュレーター、コンサルタント

アマンダ・マドックスはキュレーターで、以前は世界報道写真財団(ワールド・プレス・フォト)のリード・キュレーターやDCのコーコラン美術館やロサンゼルスのJ・ポール・ゲティ美術館で写真部門のアソシエイト・キュレーターを務めていた。 ドーラ・マール展(2020年)、ゴードン・パークス「The Flávio Story」展(2019年)「Now Then:Chris Killip and the Making of In Flagrante」展(2017年)、石内都「Postwar Shadows」展(2015年)など数多くの写真展を企画・共催。

レスリー・A・マーティン

エグゼクティブディレクター(Printed Matter, Inc.)

レスリー・A・マーティンはPrinted Matter, Inc.のエグゼクティブディレクターで、『The PhotoBook Review』の創刊者。『Aperture』、『IMA magazine』、『FOAM』などで執筆。リチャード・ミズラックの『On the Beach』、川内倫子の『Illuminance』、アントワン・サージェントの『The New Black Vanguard』、サラ・クワイナーの『Glass life』など、150冊以上の写真集を編集。マーティンは2012年に「The Paris Photo – Aperture Foundation Photobook Award」を共同設立し、2020年には写真出版における顕著な功績に対して英国王立写真協会賞を受賞した。イェール大学大学院で教鞭をとる。

佐藤正子

キュレーター 株式会社コンタクト

上智大学文学部新聞学科卒業。PPS通信社入社後、写真展の企画制作に携わる。2013年、展覧会企画制作会社コンタクト設立。写真を中心とした展覧会の企画を中心に、ロベール・ドアノーの日本国内での著作権管理、編集企画にも従事。これまで、ロベール・ドアノー、ジャック=アンリ・ラルティーグ、植田正治、牛腸茂雄、ソール・ライターなどの国内巡回展企画制作に従事。

ポリーヌ・ヴェルマール

写真キュレーター(ブルックリン美術館)

ポーリーヌ・ヴェルマーレは、ニューヨークのブルックリン美術館の写真キュレーター。元マグナム・フォトNYの文化ディレクターで、ニューヨーク国際写真センター(ICP)、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、アンリ・カルティエ=ブレッソン財団のキュレーターでもあった。 写真に関するインタビューやエッセイを多数執筆。ソール・ライター財団とキャサリン・リロイ財団の理事を務めている。

応募受付

「フジノンレンズ XF23mmF2.8 R WR」 新発売

2025.06.12

フジノンレンズ XF23mmF2.8 R WR

-わずか90gの超小型軽量設計と高い解像性能を両立させた焦点距離23mmレンズ
撮影の相棒としてどこへでも持ち運びたくなる一本に

 富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、独自の色再現技術による卓越した画質と小型軽量を実現するミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズ「XFレンズ」のラインアップとして、「フジノンレンズ XF23mmF2.8 R WR」(以下、「XF23mmF2.8 R WR」)を2025年12月に発売します。また、本日発表を行った「FUJIFILM X-E5」とのレンズキットは2025年8月より発売する予定です。

「XF23mmF2.8 R WR」は、超小型軽量設計と高い解像性能を両立させた焦点距離23mm(35mm判換算:35mm相当)レンズです。約4020万画素の「X-Trans™ CMOS 5 HR」※1センサーに対応する高い解像性能を実現しながらも、最新のレンズ加工技術によるレンズの薄型化と、外装部品や構造部品のスリム化により、全長わずか23mm※2、質量約90gの超小型化を実現しました。標準・広角・近接など様々な撮影に一本で対応する汎用性のほか、高い操作性とタフネス性能を実現。スナップ撮影や人物・風景撮影のほか、テーブルの上に置かれた料理や花などを撮影するテーブルフォトなどさまざまなシーンでの撮影に最適です。「XF23mmF2.8 R WR」は、高い携帯性と撮影性能により、あらゆる撮影シーンでその威力を発揮する相棒として常に持ち運びたくなるような一本です。

※1 X-Transは、富士フイルム株式会社の商標または登録商標です。
※2 先端よりマウント基準面までの長さ。「フジノンレンズ XF27mmF2.8 R WR」と同サイズ。

「FUJIFILM X-E5」新発売

2025.06.12

ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-E5」

「Xシリーズ」初となるアルミ削り出しのみで加工した軍艦部を採用、高品位な外観を実現
ファインダー越しの世界に没入できる撮影機能と高い操作性で、写真撮影の悦びを拡大

2025年6月12日

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、独自の色再現技術による卓越した画質と小型軽量を実現する「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-E5」(以下「X-E5」)を2025年8月より発売します。

「X-E5」は、質量445g※1の軽量コンパクトなボディに、裏面照射型約4020万画素「X-Trans™ CMOS 5 HR」※2センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載したミラーレスデジタルカメラです。ファインダーを覗きながら右手のみでダイヤル操作が可能なレンジファインダースタイルと、小型軽量ボディが特長の「X-Eシリーズ」として初めて、5軸・最大中央7.0段/周辺6.0段※3の強力なボディ内手ブレ補正機能を搭載。幅広いシーンで軽快に撮影をお楽しみいただけます。

また、「Xシリーズ」として初めて、精密なアルミの削り出し加工を施したカメラ軍艦部を採用。エッジ部を際立たせたフラットな天面に、曲面を削り出したダイヤル周辺部を組み合わせることで、カメラを手にしたときに滑らかな金属の質感と高い剛性感、心地よさを感じられる軍艦部に仕上がりました。

また、電子ビューファインダー(以下、EVF)に、表示される情報を厳選したシンプルかつ、フィルムカメラを想起させるレトロなビューモード「クラシック」を新搭載※4。さらに、カメラを構えてファインダーを覗いた際、右手のみで操作が完結するよう工夫したダイヤル類のレイアウトにより、没入感の高い撮影が可能です。

「X-E5」は「Xシリーズ」ならではのクラシックなスタイルを保ちながら、アルミ削り出し加工によって写真機としての品位を追求した革新的な外観と、撮る楽しさを引き出す機能・操作性を備えたカメラです。写真愛好家からはじめてデジタルカメラを使用される方まで、幅広いユーザーにカメラを所有する悦びや写真撮影に夢中になる楽しさを提供する1台です。

※1  付属バッテリー、メモリーカードを含む。
※2  X-Transは、富士フイルム(株)の商標または登録商標です。

※3  CIPA2024規格準拠。Yaw/Pitch/Roll 補正性能、「フジノンレンズ XF35mmF1.4 R」装着時。
※4 「クラシック」はEVFのみで表示可能なビューモードです。背面液晶モニターでは表示されません。

「FUJIFILM X half」新発売

2025.05.22

フィルム撮影体験の魅力をデジタルで再現・進化。ハーフサイズカメラから着想

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は独自の色再現技術による卓越した画質と小型軽量を実現する「Xシリーズ」の最新モデルとして、240g※1の軽量ボディでフィルムライクな写真表現を楽しめるコンパクトデジタルカメラ「X half」をより発売します。

「X half」は、ハーフサイズカメラ特有のアナログな写真表現・撮影体験をデジタルで再現し、進化させた、撮影する楽しさを凝縮した一台です。「X half」とともにあなたの写真の楽しさを見つけてください。

*1 付属バッテリー、メモリーカードを含む

MAGNUM Photos (マグナム・フォト)による新プロジェクト:「A World in Color(カラーで見る世界)」富士フイルムおよびMPPとの協力のもとに始動

2025.04.16
富士フイルムおよびMPPのサポートを受け、Magnum Photosは長年眠っていたパリのカラーフィルム・アーカイブをデジタル化するという歴史的プロジェクト「A World in Color(カラーで見る世界)」に取り組みます。
IAN BERRY / Magnum Photos

2025年1月、Magnum Photosは、同社の遺産を次世代へ受け継ぎ、何十年もの間埋もれていた未公開のカラーフィルム写真を世に出すため、同社のカラーフォト・アーカイブのデジタル化という大規模プロジェクトに着手しました。

この取り組みは、長年にわたるパートナーである富士フイルムおよびメディアテーク・デュ・パトリモワン・エ・ドゥ・ラ・フォトグラフィー(MPP)の支援のもとに進められています。Magnumのアーカイブ・制作チームはアーカイブ全体を再訪し、1950年代から2000年代初頭にかけて撮影された約65万枚のカラースライドを1枚ずつ丁寧にデジタル化しています。このプロセスを通じて、貴重な記録が後世に正しく保存されることを目指しています。

デジタル化には、富士フイルムのラージフォーマット デジタルカメラ「FUJIFILM GFX100 II」を使用。このフラッグシップモデルは、新開発の高速1億200万画素センサーと最新の画像処理エンジンを搭載し、GFXシリーズ史上最高の連写性能、オートフォーカス、動画機能、そして手ブレ補正性能を誇ります。

「A World in Color」は、Magnum Photosと富士フイルムとの長期的なコラボレーションの新たな章として、写真業界に対してMagnumの未公開カラーフォト・アーカイブを初めて公開するまたとない機会を提供します。さらに、各国に向けてMagnumの写真家がアーカイブに応答する形で制作した新作シリーズも発表され、これらはすべて富士フイルムのGFXカメラを使用して撮影されます。

また、アーカイブの内容に現代的な視点から応えるため、著名なMagnum写真家たちによる新たな撮り下ろしシリーズもGFXカメラで撮影され、独占的に展開される予定です。
 
この大規模プロジェクトを紹介するために、富士フイルムが主催する世界巡回イベント「FUJIKINA」の一環として、年間を通じてヨーロッパ6カ国で展示会およびトークイベントが開催されます。3月のプラハを皮切りに、各国で開催される展示では、それぞれの国に関連する未公開アーカイブ写真と、アーカイブに触発されて制作された新作シリーズが紹介されます。各国で担当するMagnumの写真家も週末のイベントに参加し、自身の写真制作について語るトークイベントも行われます。

プロジェクトの進行状況やアーカイブのデジタル化をフォローするにはこちら
https://store.magnumphotos.com/pages/a-world-in-color

ビジネスおよび商用向けデジタルイメージングソリューションの詳細はこちら
https://www.fujifilm-x.com/global/special/imaging-solution/ja/