「フジノンレンズ」XC13-33mmF3.5-6.3 OIS 新発売

2025.10.23

フジノンレンズ XC13-33mmF3.5-6.3 OIS

-当社デジタルカメラ用交換ズームレンズとして最小・最軽量125gを実現
-広角から標準までをカバーし Xシリーズでの撮影をより身近に感じさせる標準ズーム

 富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、独自の色再現技術で卓越した写真画質を実現するミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」の交換用レンズ「XCレンズ」のラインアップとして、広角から標準域までをカバーするズームレンズ「フジノンレンズ XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」(以下、「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」)を、2026年1月より発売します。「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」は、広角13mm(35mm判換算:20mm相当)から、標準33mm(35mm判換算:50mm相当)をカバーしながらも、全長37.5mm※1、質量約125gで当社ズームレンズとして最小・最軽量を実現しました。優れた携帯性と日常使いに最適な焦点域をカバーするため、「Xシリーズ」での撮影をより身近に感じさせるズームレンズです。

「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」は、「XCレンズ」のラインアップで最広角となる13mmとボディの小型化を両立しました。全長37.5mm・質量125gの小型軽量ボディを実現するため、非球面レンズ4枚、EDレンズ3枚を含む9群10枚のレンズ構成を採用。これにより、小型軽量ながらも、広角レンズ特有の像面湾曲・ディストーションから倍率色収差までを、ズーム全域で効果的に抑制することに成功。さらに、ズーム全域で最短撮影距離20㎝、テレ端での最大撮影倍率0.25倍を実現しました。約0.025秒※2のオートフォーカス性能と、4段の手ブレ補正機構※3も搭載し、シャッターチャンスを逃さず、一本でテーブルフォトから風景、ポートレートまで多彩なシーンでその威力を発揮します。  

当社は「XC13-33㎜F3.5-6.3 OIS」の発売にあわせ、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T30 III」と「XC13-33㎜F3.5-6.3 OIS」のレンズキットを発売します。 軽量コンパクトのXシリーズのミラーレスデジタルカメラと「XC13-33㎜F3.5-6.3 OIS」の組み合わせは、当社のデジタルカメラを初めてお使いになる方にも最適です。 

1. レンズ収納時
2. CIPAガイドライン準拠、内部測定方法。ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-H2」装着時。位相差AF使用時、ハイ パフォーマンスモードON時の広角端でのAF速度。
3. CIPA2024 規格準拠。Pitch/Yaw方向補正機能、焦点距離33mm、「FUJIFILM X-T3」使用時。

「FUJIFILM X-T30 III」新発売

2025.10.23
クラシカルな外観と洗練された操作性を小型軽量ボディに凝縮した人気「X-T30」シリーズの最新モデル
最新プロセッサーとフィルムシミュレーションダイヤルで撮る愉しさをより感じられる1台

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、独自の色再現技術による卓越した画質と小型軽量を実現する「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T30 III」(以下「X-T30 III」)を発売します。

「X-T30 III」は、従来モデル「FUJIFILM X-T30 II」と同じ質量378g※1の小型軽量ボディとクラシカルなセンターファインダースタイルのデザインを踏襲し、裏面照射型約2610万画素「X-Trans™ CMOS 4」※2センサーと、高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載したミラーレスデジタルカメラです。従来モデルに比べ約2倍の高速処理を実現し、最新の被写体検出AFを採用するなど、高画質で快適な撮影を楽しめます。また、「FUJIFILM X-T50」や「FUJIFILM X-M5」で好評のフィルムシミュレーションダイヤルを搭載しました。写真フィルムを交換する感覚でさまざまな色調表現を楽しめる「フィルムシミュレーション」を直感的なダイヤル操作で切り替えることができます。忠実な色再現性とメリハリのある階調表現を併せ持つ「REALA ACE」や、高彩度かつ柔らかい階調表現を特長とする「NOSTALGIC Neg.」を含む計20種類のフィルムシミュレーションを搭載。ダイヤルには、FS1からFS3の3か所のポジション※3が搭載されており、フィルムシミュレーションに任意の画質を設定したオリジナルの「FSレシピ」を登録し、多彩な写真表現をお楽しみいただけます。

従来モデルから好評のポップアップ式フラッシュや「オートモード切替レバー」による「AUTO」撮影など、快適な撮影をサポートする機能はそのままに、新たに6.2K/30Pの動画撮影に対応するなど、静止画から動画まで撮影表現の可能性を大幅に広げています。

「X-T30 III」は、初めてデジタルカメラをご使用になる方から、本格的な撮影を楽しみたい方まで、快適な操作性や直感的な撮影体験、洗練されたデザインを通して、撮る愉しさをより感じられる一台です。

※1  付属バッテリー、メモリーカードを含む。
※2  X-Transは、富士フイルム(株)の商標または登録商標です。

※3  フィルムシミュレーションダイヤルに搭載した3か所のポジション。FS1、FS2、FS3にそれぞれ全20種類のフィルムシミュレーションと画質設定の項目を個別に登録することが可能です。

【更新】「macOS Tahoe 26」搭載パソコンと 当社アプリケーションソフトウエアの対応について

2025.09.25

2025年9月25日更新
2025年9月12日
2025年10月23日
富士フイルム株式会社

<更新内容>
2025年9月25日追記
「macOS Tahoe 26」に対応したソフトウエア(FUJIFILM TETHER APP)の提供を2025年9月25日より開始しました。
下記ダウンロードサイトよりファームウエアのアップデートを行ってください。
FUJIFILM TETHER APP (Mac) Ver.1.34.1
2025年10月23日追記
「macOS Tahoe 26」に対応したソフトウエア(FUJIFILM X RAW STUDIO)の提供を2025年10月23日より開始しました。
下記ダウンロードサイトよりファームウエアのアップデートを行ってください。
FUJIFILM X RAW STUDIO (Mac) Ver.1.28.0

平素は富士フイルム製品をご愛顧賜りまして厚くお礼申し上げます。

 このたび、Apple社よりリリースされております「macOS Tahoe 26 Beta」を搭載したパソコンと、当社アプリケーションソフトウエアとの動作確認を行った結果、一部のアプリケーションソフトにおきましては、下表に記載した症状が確認されました。
2025年9月16日にApple社よりリリースされる予定の「macOS Tahoe 26」においても同様の問題が発生することが予想されます。

この症状に対し、アプリケーションソフトウエアの修正を行い、順次提供を予定しております。

 つきましては、「macOS Tahoe 26」へのアップデートを予定されている方は、下記の症状があることを予めご承知おきください。

お客さまには大変ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解いいただきますようお願いいたします。

<対象アプリケーションソフトと発生する症状>

アプリケーションソフト名称発生する症状回避策
FUJIFILM TETHER APP (Mac)アプリケーションソフトの起動中にカメラを接続したUSBケーブルの抜き挿しやカメラの電源をON/OFFするとアプリケーションソフトがクラッシュする。アプリケーションソフトの起動中にカメラを接続したUSBケーブルの抜き挿しやカメラの電源のON/OFFは控えて下さい。
FUJIFILM X RAW STUDIO (Mac)①「回転/切り抜き」ボタンを押下しても「回転/切り抜き」操作モードが解除されない。
②「角度指定回転」と「90°回転」のボタン操作が効かない。
①キーボードのESCキーを押下することで「回転/切り抜き」操作モードを解除できます。
②「回転角度を数値で指定入力する」もしくは「回転角度をスライダー操作する」ことで代替え操作が行えます。

<本不具合を修正したアプリケーションソフトの公開予定>
・FUJIFILM TETHER APP (Mac):2025年9月中予定
・FUJIFILM X RAW STUDIO (Mac):2025年10月中予定

* Mac、macOS は米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
<お客さま> 富士フイルムデジタルカメラサポートセンター
TEL 0570-04-1060

フジノンレンズ 「GF32-90mmT3.5 PZ OIS WR」新発売

2025.09.11

「GFレンズ」初となる電動パワーズームレンズを質量2.1kgの小型軽量ボディで実現シネマレンズ品質の描写性能と精緻な電動制御で高品位な映像制作をサポート

2025年9月11日

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、35mm判の約1.7倍となるラージフォーマットセンサー*1を搭載したミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」用交換レンズ「GFレンズ」の新たなラインアップとして、「フジノンレンズ GF32-90mmT3.5 PZ OIS WR」(以下、「GF32-90mmT3.5 PZ OIS WR」)を2025年10月下旬より発売します。

「GF32-90mmT3.5 PZ OIS WR」は、32-90mm(35mm判換算:25-71mm相当)の焦点距離を持ち、映像制作に最適化されたフォーカスやズームリングの操作性と品位を両立した「GFレンズ」初となる電動パワーズームレンズ*2です。多くの映像制作現場で好評いただいているシネマカメラ用ズームレンズ「Premistaシリーズ*3」の操作性とデザインを継承しつつ、電動パワーズームに最適化されたレンズ構成やDCモーターを採用することで質量約2.1kgの軽量化を実現しました

近年、映像制作の現場では、「省力化」と「高品質化」の両立が求められています。レンズ1本で広角から標準域をカバーできる電動ズームレンズは、レンズ交換の手間を省き、高品質な映像を撮影できるため、少人数の映像制作現場でその威力を発揮します。「GF32-90mmT3.5 PZ OIS WR」は、収差を極限まで低減させることで、ズームレンズながら単焦点レンズと同等の高い解像力を実現。「GFXシリーズ」と組み合わせることで、窓際に差し込む柔らかな朝の光や、浅い被写界深度を活かした人物を際立たせる撮影など、高い階調性能と緻密な描写性能を最大限活かした品の高い映像表現がきます。また、ズーム全域でT3.5という明るい開放値を維持し、制作者の意図に応じた細やかな露出調整が可能。作品を通じて撮影素材の色の統一性を保つことができ、ポストプロダクションにおいてもその優位性を発揮します。「GF32-90mmT3.5 PZ OIS WR」は、本日発表の映像制作用カメラ「FUJIFILM GFX ETERNA 55」と組み合わせることで、長年単焦点レンズでの撮影が主流となっていた現場で、人手をかけない撮影スタイルを確立し、制作者の自由度の大幅に広げるなど、映像制作の新たな可能性を切り拓きます。

*1 対角線の長さが54.8mm(横43.8mm×縦32.9mm)で、35mm判の約1.7倍の面積を持つイメージセンサー。
*2 発売時点では電動パワーズーム制御は「GFX ETERNA 55」のみ対応。GFXシリーズのその他のカメラについては、順次ファームウェアアップデートにより対応予定です。
*3「Premista」シリーズは、ハイクオリティな映像制作を可能とする、ラージフォーマットセンサー搭載のシネマカメラに対応したズームレンズ。広角・標準・望遠タイプをラインアップ。

映像制作用カメラ「FUJIFILM GFX ETERNA 55」新発売

2025.09.11

約2.0kgの軽量ボディにより撮影時の機動性を確保、
映像の色味やトーンを統一的に管理し、撮影から編集までの効率的な映像制作環境を提供

2025年9月11日

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、当社初の動画専用機となる映像制作用カメラ「FUJIFILM GFX ETERNA 55」(以下、「GFX ETERNA 55」)を2025年10月下旬より発売開始します。「GFX ETERNA 55」は、35m判の約1.7倍となる対角約55mmの1億画素ラージフォーマットセンサー*1「GFX 102MP CMOS II HS」と高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載した映像制作用カメラです。「GFX ETERNA 55」は、豊かな階調表現と立体感のある映像表現に加え、当社が創業以来90年以上にわたり培ってきた色再現技術によって、より多彩な映像表現を実現します。

「GFX ETERNA 55」は、横43.8mm x 縦32.9mmと映像制作用カメラとして世界で最も縦方向に長い*2ラージフォーマットセンサーを採用しており、制作現場ではフルサイズやSuper35mmフォーマットを凌駕するイメージサークル*3を保持します。そのため、対角55mmラージフォーマットセンサーをフルに活かした4:3オープンゲート撮影ができる「GF」フォーマットや、「Premista」「35mm」「アナモフィック(35mm)」「Super35」の全5種のシネマフォーマットが選択できます。同梱する「PLマウントアダプター G」などのマウントアダプターを装着することで、レンズ選択の幅が拡がり、映像制作者の意図に応じた画づくりをサポートし、多様な映像表現を追求できます。

また、当社デジタルカメラ「X/GFXシリーズ」でご好評いただいている、写真フィルムを交換する感覚で様々な色調表現ができる当社独自の「フィルムシミュレーション」を搭載。ハリウッドなどの映画製作の第一線で活躍した往年の名撮影監督が愛したシネマルックをデジタルで表現した映画用カラーネガフィルム「ETERNAシリーズ」など、全20種類のフィルムシミュレーションを、映像制作で使用できます。また、映像の色情報を定義したデータファイル、LUT(Look Up Table)を最大16個読み込むことができ、撮影からポストプロダクションまで統一感のある色の管理が可能となり、効率的な映像制作環境を提供します。

「GFX ETERNA 55」は映画やドキュメンタリー、コマーシャル、ミュージックビデオなど様々なジャンルにおいて、ラージフォーマットセンサー特有の魅力を活かした階調豊かで立体的な映像表現と、豊富な情報量を活かした編集耐性の高さにより、映像制作の現場に新たな価値を提供します。

※1 対角線の長さが54.8mm(横43.8mm×縦32.9mm)で、35mm判の約1.7倍の面積を持つイメージセンサー。
※2 2025年9月11日現在。シネマ用途向けに市販されている映像制作用カメラと比較。(富士フイルム調べ)
※3 レンズを通った光が結像する円形の範囲のこと。