富士山を撮影する上で8割はVelviaで撮影しています。
Velviaの色表現は春夏秋冬を感じれる色合いや、爽やかさ、寒さなどその場の空気感を出してくれます。
FSレシピを使い分ける事によって鮮やかで優しい色合いから、立体感のあるドラマチックな印象まで、Velviaでさまざまな表現を作りだすことができます。
一番使うFSレシピ(パターン①)は富士山を撮影するに際に日中から夜間の撮影まで、どのシュチュエーションにも合う万能なFSレシピです。
写真①

写真②

トーンカーブのシャドウとハイライトをマイナスに振り、黒の締まりを和らげる事により、その場の空気感が出やすいと個人的に思っています。またシャープネスを上げ(+1)、明瞭度を下げ(-1)る事により、描写の線がより繊細になると感じています。
写真③

写真④

写真⑤

カラークロームブルーも使用する事が多く、その理由として富士山撮影でよく使用するPLフィルターが太陽の位置で効果にはムラがあり、強くかかりすぎると気持ち悪く見えてしまいます。しかし、カラークロームブルーを使う事によって滑らかな青空が表現できます。
写真⑥

写真①〜⑥ FSレシピ①(パターン①)
FILM SIMULATION:Velvia
MONOCHROMATIC COLOR:N/A
GRAIN EFFECT:OFF
COLOR CHROME EFFECT:WEAK
COLOR CHROME FX BLUE:WEAK
SMOOTH SKIN EFFECT:OFF
WHITE BALANCE:DAYLIGHT
DYNAMIC RANGE:DR100
D RANGE PRIORITY:OFF
TONE CURVE:S –2, H –1
COLOR:+1
SHARPNESS:+1
HIGH ISO NR:OFF
CLARITY:-1
一番使うFSレシピとは対照的にドラマチックなシチュエーションの際に使うFSレシピ(パターン③)はトーンカーブのシャドウをプラスに大きく振り(+4)、カラーをマイナスに振る(-1)事によって雲や山肌の立体感が出て、よりドラマチックな印象を表現できます。
写真⑦

写真⑧

写真⑦〜⑧FSレシピ②(パターン②)
FILM SIMULATION:Velvia
MONOCHROMATIC COLOR:N/A
GRAIN EFFECT:OFF
COLOR CHROME EFFECT:OFF
COLOR CHROME FX BLUE:OFF
SMOOTH SKIN EFFECT:OFF
WHITE BALANCE:DAYLIGHT
DYNAMIC RANGE:DR100
D RANGE PRIORITY:OFF
TONE CURVE:S +4, H –1
COLOR:1
SHARPNESS:+2
HIGH ISO NR:OFF
CLARITY:+1
夜明けの景色や朝焼けを撮影する時に使うFSレシピ(パターン②)はカラークロームエフェクトの強をかける事が多いです。夜明けや朝焼けの空の綺麗なグラデーションをカラークロームエフェクトを使う事により、色転びが抑えられたり、色の階調が綺麗に表現されます。トーンカーブはシャドウとハイライトを少し上げることで締まりのいい奥深い空や朝焼けが表現できます。
写真⑨

FSレシピ③(パターン③)
FILM SIMULATION:Velvia
MONOCHROMATIC COLOR:N/A
GRAIN EFFECT:OFF
COLOR CHROME EFFECT:STRONG
COLOR CHROME FX BLUE:WEAK
SMOOTH SKIN EFFECT:OFF
WHITE BALANCE:DAYLIGHT
DYNAMIC RANGE:DR100
D RANGE PRIORITY:OFF
TONE CURVE:S +1, H +2
COLOR:0
SHARPNESS:-1
HIGH ISO NR:OFF
CLARITY:-1
フリーランスの写真家として活動を始めてから、富士山そのものの姿だけでなく、富士山の麓に暮らす人々や富士山にまつわる文化やお祭りも撮り始めるようになったので、これからも色々な視点で富士山を撮り続けていけたらと思っています。