富士フイルムおよびMPPのサポートを受け、Magnum Photosは長年眠っていたパリのカラーフィルム・アーカイブをデジタル化するという歴史的プロジェクト「A World in Color(カラーで見る世界)」に取り組みます。

2025年1月、Magnum Photosは、同社の遺産を次世代へ受け継ぎ、何十年もの間埋もれていた未公開のカラーフィルム写真を世に出すため、同社のカラーフォト・アーカイブのデジタル化という大規模プロジェクトに着手しました。
この取り組みは、長年にわたるパートナーである富士フイルムおよびメディアテーク・デュ・パトリモワン・エ・ドゥ・ラ・フォトグラフィー(MPP)の支援のもとに進められています。Magnumのアーカイブ・制作チームはアーカイブ全体を再訪し、1950年代から2000年代初頭にかけて撮影された約65万枚のカラースライドを1枚ずつ丁寧にデジタル化しています。このプロセスを通じて、貴重な記録が後世に正しく保存されることを目指しています。
デジタル化には、富士フイルムのラージフォーマット デジタルカメラ「FUJIFILM GFX100 II」を使用。このフラッグシップモデルは、新開発の高速1億200万画素センサーと最新の画像処理エンジンを搭載し、GFXシリーズ史上最高の連写性能、オートフォーカス、動画機能、そして手ブレ補正性能を誇ります。

「A World in Color」は、Magnum Photosと富士フイルムとの長期的なコラボレーションの新たな章として、写真業界に対してMagnumの未公開カラーフォト・アーカイブを初めて公開するまたとない機会を提供します。さらに、各国に向けてMagnumの写真家がアーカイブに応答する形で制作した新作シリーズも発表され、これらはすべて富士フイルムのGFXカメラを使用して撮影されます。
また、アーカイブの内容に現代的な視点から応えるため、著名なMagnum写真家たちによる新たな撮り下ろしシリーズもGFXカメラで撮影され、独占的に展開される予定です。
この大規模プロジェクトを紹介するために、富士フイルムが主催する世界巡回イベント「FUJIKINA」の一環として、年間を通じてヨーロッパ6カ国で展示会およびトークイベントが開催されます。3月のプラハを皮切りに、各国で開催される展示では、それぞれの国に関連する未公開アーカイブ写真と、アーカイブに触発されて制作された新作シリーズが紹介されます。各国で担当するMagnumの写真家も週末のイベントに参加し、自身の写真制作について語るトークイベントも行われます。
プロジェクトの進行状況やアーカイブのデジタル化をフォローするにはこちら
https://store.magnumphotos.com/pages/a-world-in-color
ビジネスおよび商用向けデジタルイメージングソリューションの詳細はこちら
https://www.fujifilm-x.com/global/special/imaging-solution/ja/