Shina Peng

Shina Peng

(台湾)

台湾系アメリカ人の家族の元に生まれ、幼少期は神戸にて過ごす。18歳で渡米、ニューヨーク大学に入学。2020年に東京へ拠点を移し、学位取得を経る。以後写真家として本格的に活動を始める。現在はニューヨーク・東京・台北を拠点として活動をしている。被写体はポートレイトとドキュメンタリーが多く、アイデンティティーとインタナショナリズムに関するテーマを中心として制作活動を行っている。記憶が染まった家族アルバムにあるスナップショットのような撮影方法を通し、平凡な日常の美しさを描写している。

Connect

2018年におじいちゃんが亡くなった。

そのとき、いつかおじいちゃんの故郷に戻ることを自分自身に誓った。
おじいちゃんは1922年に湖南の都市、臨湘に生まれた。1940年に臨湘を離れ台湾へ向かったとき、お母さんと連絡がつかなくなる事を知らされぬまま戦争に参加させられた。以後再び故郷を訪れるのは40年後の1988年であった。
子供の頃,両親にはいつも「シナは台湾人だよ」と言われた。自分が中国にルーツを持っていることに実感を持てたのは、おじいちゃんが旧正月に湖南に戻る時だけであった。

おじいちゃんは毎年そこに住んでいる家族にお金を渡し、親のお墓参りに行っていた。
自分のアイデンティティーに関する混乱は中国、台湾、日本間の関係性にも影響されていただろうと感じる。おじいちゃんがいなくなった時、自分のルーツの一つである中国を知るべきと強く思った。

「郷」はお父さんと一緒におじいちゃんの生まれ故郷に戻る旅を撮影する。
このプロジェクトを通して自分の家族はどこから来たかを知りたい、自分の家族の歴史を理解したい。

鄉 by Shina Peng
image

選考員からのコメント

レスリー・A・マーティン

湖南への旅を見守ってもらうよう、先祖にお祈りするお父さん



©Shina Peng

ひいおじいちゃんが日本軍に撃たれた場所



©Shina Peng

ひいおばあちゃんの墓の裏にある元日本軍の基地



©Shina Peng

お父さんと湖南の家族



©Shina Peng

彭(ペン)一族の墓地 



©Shina Peng

昼食と白酒



©Shina Peng

最初に湖南に移住した先祖の墓前に立つおじさん



©Shina Peng

昼食をとるお父さんと兄弟たち 



©Shina Peng

祈っている大叔母



©Shina Peng

姪っ子の髪をとかすおばさん 



©Shina Peng

祈っている大叔母 



©Shina Peng

おじさん

©Shina Peng

台湾行きの船から飛び降りて湖南に戻ったおじいちゃんのいとこ



©Shina Peng

湖南



©Shina Peng

ひいおばあちゃんの姪



©Shina Peng